こんにちは!個人投資家:everfreeです。
さて、今回は漫画「カイジ」から学べるお金の価値について、記載します。
私は資産運用を始める前から福本伸之先生の作品(漫画)が好きで、熟読していました。
特に、「カイジ」で登場する「利根川」という敵役のセリフは、心に刺さります。資本主義社会の現実に気づくことができる素晴らしい内容もありますので、今回その1つをご紹介します。
最初に結論です。
今回紹介するのは、「2000万円の重み」です。
既に投資をされている方、ご自身の投入金額の価値がどのようなものか再認識でき、今後の資産運用に役立てば幸いです。また、投資初心者の方、将来的に2000万円投資できた場合の価値を予め確認いただくことで、投資モチベーションUPに繋がれば幸いです。
それでは深堀りします。
利根川が提示した2000万円を得る方法
原作からストーリーを抜粋します。
利根川は、カイジを含む多重債務者に対して、借金救済の条件として、高層ビルと高層ビルの間に置かれて鉄柱の橋を渡り切ったら、2000万円が得られるという内容を提示します。
高層ビルとはいえ、落ちても骨折程度で済む高さのため、カイジたちの大半は渡り切りました。
渡り切ったカイジ達に対して、今度は、落ちたら命を失うレベルの高さの橋渡りを提示し、これを渡らなければ金は得られないとしました。
カイジ達多重債務者は、これには、頭にきて、文句を言い放ちます。
この後の利根川のコメントが、心に刺さります。
利根川によるお金の重みの説明
利根川のコメントを要約します。
1)何も築いてこなかったカイジ達にどこまで想像が届くかわからないが、いわゆるレールの上を行く男たちの人生を想像すると、カイジ達のようにボォーッとしてない。
2)小学中学と塾通いをし、常に成績はクラスのトップクラス。有名中学、有名進学校と受験戦争のコマを進め、一流大学に入る。入って3年もすれば、今度は就職戦争。頭を下げ、会社から会社を歩き回り、足を棒にしてやっと取る内定。やっと入る一流企業。ようやくゴールと思いきや、ホッとするのも束の間、レースがまだ終わってないことに気付く。今度は出世競争。
3)ギャンブルにも酒にも女にも溺れず、仕事を第一に考え、ゲスな上司にへつらい、取引先にはおべっか。遅れずサボらずミスをせず、毎日、律儀に定時に会社へ通い、残業をし、ひどいスケジュールの出張もこなし、時期が来れば単身赴任。夏休みも数日。
この説明をした上で、利根川は以下セリフを言い放ちます。
「そんな生活を10年余続けて、気が付けばもう若くない。30代半ば・・・40・・・、そういう年になって、やっと蓄えるられる預貯金が1千、2千万という金なんだ。
それに比べて、お前らはなんだ・・・?!
必死に勉強したわけでもなく、懸命に働いたわけでもない。
何も築かず、何も耐えず、何も乗り越えず。
ただダラダラと過ごし・・・。
やったことと言えばほんの十数分の余興、なめるなっ!あんなもので2千万という大金が手に入るかっ・・・!」
カイジたちのように、努力もせず、何も持たない人間が、2000万円を稼ぐとしたら、普通ではないリスクを取らざるを得ないことがわかります。と同時に2000万円という金額の重みがよく分かります。
資本主義社会に置けるお金の重みを感じることができる名シーンと考えています。
株式投資でも、大きな資金もなく短期で2000万円を利益を出すには、相当なリスクを取らなければできません。
まとめ
今回は漫画「カイジ」から学べるお金の価値について、記載しました。
具体的には「2000万円の重み」です。
子供の頃から努力してきて、大人になっても努力を怠らず、30~40代になって、ようやく手元に残るのが2000万円という大金です。
私も本業はサラリーマンですので、資本主義社会の労働者として、この2000万円の価値はよく分かります。
一方で、投資家の目線で見ると、2000万円を年利:4%で運用すれば、80万円/年のリターンが得られます。2000万円あれば、何もせずに80万円/年の不労所得です。これも2000万円の価値と考えております。
今回は、以上です。
以下作品も面白いので参考にどうぞ。
↓テレビドラマ化もされています。私は高校生時代にハマリましたが、名作ゆえに時代を超えた支持があります。
↓今回テーマの利根川が主人公のスピンオフ作品。特にサラリーマンの方、共感できる場面が多いのではと思います。
↓こちらもカイジのスピンオフ作品。地下強制労働と地上を行き来するという独特の世界観と、ブルボン(お菓子メーカー)愛がすごいです。
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