こんにちは!個人投資家 everfree です。
今回は投資がメインです。
米国高配当ETF : SPYD を長期保有するメリットを記載します。
SPYDは私が一番最初に購入したETFのため思い入れが強く、現在も保有中です。
特に投資初心者~中級者の方が、抑えておくべき内容をシンプルに記載しますので、参考にしていただければと。
最初に結論です。
①配当利回りが高い
②経費率が安い
③分散性が効いている
④S&P500採用銘柄で構成
⑤純資産総額が多い
それでは深堀りしていきます。
①配当利回りが高い
直近の配当利回りは、5.26%/年です。ざっくり言うと、4~5.5% の間を推移しています。
100万円投資すると、1年後には、税引き前で5.26万円が手元に入ってきます。具体的には、3、6、9、12月での4回分の配当金の合計が5.26万円です。
米国高配当ETFの御三家として、SPYD・VYM・HDV がありますが、配当利回りはSPYDが一番高いです。
②経費率が安い
経費率は 0.07%/年 です。
100万円投資すると、1年保有すると700円を経費として、運営元ファンドに支払うことになります。
ここで2つの考えが出てきます。
1つ目は、上述の配当金4.7万円からすると700円は、変動幅内の誤差レベルであること。
2つ目は、誤差レベルであっても経費率は安い方が長期保有向き。
経費率を評価する際には、このバランスをよく考えるべきです。
あと、私個人的には、0.1%/年 以下となれば、経費率としてはかなり優秀な範囲と考えています。
③分散性が効いている
構成銘柄数の約80社です。比率は、簡単に言うと、この80社で均等割りしています。
完全に均等であれば、100%÷80社=1.25% となりますが、現実的には1銘柄当たりの割合は、多い銘柄で約1.5%と差はあります。
私が個別株でなくETFをメインで保有している理由の一つが分散性です。
100万円の投資で例を挙げます。
個別株1社に100万円を投資するとその1社が倒産したら終了、投資した資産はなくなり、純粋に100万円の損失です。
では、ETF(80社へ投資)のうち1社が倒産したらどうでしょうか?ゼロにはならず、銘柄数均等割なら、100万円 × 1/80 =1.25 万円 が損失額です。
このように、長期投資においては分散投資が必須です。この考え方は個別株投資でも重要です。
④S&P500採用銘柄で構成
上述③の採用銘柄は、米国株式の「S&P500」指数の採用銘柄から、高配当な銘柄を80社を選んでいます。
「S&P500」を簡単に説明すると、アメリカのトップ500社の株式を集めてきた指数です。(詳細は割愛しますが、有名な指数のため、他サイトでも多々掲載があります。)
経済大国アメリカのS&P500指数に採用され続けること自体が、優良な企業であることの証明になります。もちろん、基準が満たされなければ、採用からが外されて、別企業が繰り上げされます。指数のため、このような調整(リバランス)は自動でされます。現時点で強い(優良な)企業が常に500社集まっている指数です。
SPYDは、この強い500社の中から高配当な銘柄を約80社を選んで構成されています。
⑤純資産総額が多い
直近のSPYDの純資産総額は、約67億ドル(約9600億円)です。
長期保有において、資産総額もチェックすべき点です。大きな理由は2つです。
1つ目は、投資資金が集まっていること自体が信頼になる。
2つ目は、あまりに少ないとそのETFの運用ができなくなり、上場廃止になる可能性がでてくる。
SPYD の 約9600億円 は、総資産額として十分な金額と考えます。長期保有には、総資産額:1000億円以上は欲しいところです。
SPYDの成績
私のSPYDの投資成績です。
【総投入金額】626万円 → 【評価金額】759万円 (+133万円)
【配当金(税引前)】759万円 × 4.7%/年 = 36万円 /年
2021年夏から購入開始し、現時点(23年11月)の評価金額と、直近利回りから計算した配当金です。ちなみに、配当金のほとんどは再投資しています(他銘柄向けに投資もしたので全額再投資ではないですが)。
SPYDはドル建てのため為替影響も受けます。あくまで現時点での日本円換算の成績ですが、実績値として参考にしていただければと。
まとめ
今回は 米国高配当ETF : SPYD を長期保有するメリットを5つ記載しました。
①配当利回りが高い
②経費率が安い
③分散性が効いている
④S&P500採用銘柄で構成
⑤純資産総額が多い
私は今後もSPYDを長期保有していく予定です。
楽天証券の発表では、24年~の新NISAの成長枠銘柄にSPYDは選らばれています。私の場合は、特定口座のSPYDを新NISAに移す予定です。配当金にかかる税金(20%)が免税されるので、含み益があっても移すべきと考えています。
今回は以上です。
先々に、SPYDを購入のキッカケとして、熟読した書籍を紹介したいと思います。
最後になりますが、SPYDは投資商品です。投資は自己責任であることをお忘れなく!
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